一般耳鼻咽喉科開業医としてここ北区に地域に根差した診療を目指しておりましたが、2020年新型コロナウィルス感染症の大流行により、我々の医療に関する考え方も大幅に変革を遂げました。これにより多くのかかりつけの患者さんにご不便をお掛け致しましたが何卒ご容赦いただきたく存じます。引き続き耳鼻咽喉科専門医として地域根差した医療を行って参ります。
みみ・はな・のどはそれぞれが繋がっていますが、さらにこれらは感覚器、呼吸器、消化器に分類されます。
最近では全身性の疾患や他科の疾患との関連も続々報告されています。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の治療は喘息の発作の抑制につながること、高血圧患者の多くは鼻炎であること、糖尿病があれば耳鼻咽喉科の病気の治りが悪いこと。
めまいの原因にメタボリックシンドロームが大きく関わっていること、睡眠時無呼吸症候群には耳鼻科的な治療で治せるものがあること、透析という疎ましい治療に至る慢性腎不全の患者のうち、もしかしたら早期に扁桃腺を手術すれば防げたかもしれなかったこと・・・
まだまだ語りきれないほど多くの病気と関連していることがあります。
ですからそれら命にかかわるかもしれない病気の窓口が耳鼻咽喉科の病気であることも知られていません。
今まで目に見えなかった部分を、できるだけ患者さんに納得いただけるような形にしたいと思い、医療機器を一新いたしました。